ネコの散歩についていく。

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ちゃー(オス・推定2〜3歳)は夕飯を食べ終わると
どこかへ出かけていく。
いったい、いつもどこへ行くのだろう。
最近は夜も帰ってこない。

日も長くなった夕暮れ、彼のあとをついて行った。

前にも一度ついて行ったことがあった。が、
冬の冷たい風の中、軽装でしかもつっかけサンダルで行ってしまい、
途中、寒く我慢できなくなって帰ってきてしまった。

なので、今回は万全にして(スニーカーをちゃんと履きました)
ついて行く。

ちゃーはニャアニャア鳴いて、私のちょっと前を歩く。
なんだか嬉しそう(に見える)。
尻尾をぴーんとたてて、時折小走りで歩く。
こっちが止まると、向こうも止まる。
チラッと後ろを見、ちょこんと座って待機する。
こっちが歩き出すと、向こうも歩き出す。このくりかえし。

次はどっち?私が先を歩き出すと、ついて来ない。
後ろで丸くなっている。なんだ、こっちじゃないのか。
戻ると、ニャアニャア言って民家の敷地に入って行った。
そしてその家の窓に向かって、またニャアニャア鳴いている。

あぁ、ここだったのか・・・
ウチ以外にゴハンもらっているとは思ってましたよ、
あなたのお腹を見ればわかります。やっぱりそう
だったのね・・・
などと思いながら、私は離れて彼を見守っていた。

その時、そこの窓が勢いよく、ガラッ!!と開き、
なにかどなり声がし(多分、うるさいとかあっちいけとかの類)、
また勢いよく、ピシャッ!!と閉まった。

・・・まるで漫画のような光景に、私はあっけにとられてしまった。
サザエさん?いやドラえもん?いやいや・・・

目の前で飼い主にその一場面を見られてしまった彼は、
どなり声に驚いて、家の奥に逃げていってしまった。

私は何だか、世間のノラ猫の立場を垣間見た気がした。
すぐさまネコを抱きかかえ、帰りたい気分になったが
人の家の敷地には入ることはできず、ちゃーの声は聞こえるが
姿が見えず、しばらくウロウロしたが仕方なく置いて帰る。

彼はその日、朝まで家に帰ってこなかった。



〜ちょっとカタコト(ちょっと語っちゃおう!ひとコト)〜

最近、「尼寺へ行け!」がシェイクスピアのハムレットのセリフだと知りました。


















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by kuroshiro_neko | 2015-03-22 22:51 | エッセイ

シロクロの絵とエッセイなど書いています。ブログ内で「アカリノムコウへ展」不定期開催中です。いつかギャラリーでも個展を開いてみたいてすね。
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