続・このスバラしき世界でしょうがない人々はすんごく優しくって少しばか

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(つづき)

原田氏のエッセイは、公共の場、例えば通勤・通学の

電車の中や病院等では、決して読んではいけない、という

ファンは誰しも知っている掟(おきて)がある。

そういうのは、みんな経験上、身に付いたわけである。

うっかり読んでしまうものなら、笑いを我慢できずに

アヤシイ人となってまわりの人に奇怪な目で見られてしまう。

これは、おおげさに述べているのではない。

そう、私もうっかり経験済みだからである。


氏の「27」には、注意事項としてこう書かれている。


「本書には噴飯成分が含まれております。

お食事中のご一読はできるだけお控えください。

また、牛乳を飲んでいる人の背後での朗読も

お勧めできません。(中略)電車内やスカした喫茶店内、

・・・葬儀の最中、恋人との別れ話の前、肉体の手術中等

(中略)でのご一読は、絶対に避けてください。

大変なことになります。」


これらを読んで、

「そんなおおげさな」

「自分は絶対にない」

と思う方は、一度試しに読んでみてほしい。

くれぐれも言っておくが、まわりに人がいる場所では

やめておいた方がいい


原田氏は多数エッセイを書いているが、小説も書いている。

どちらかというと私はこっちの方が好きかもしれない。

ふだん小説は苦手なのだが、彼のはすらり読めてしまう。

じんわりと心に残る、とても素敵な話で、

エッセイが冴えない中二病の少年だとしたら、

小説はしめっぽい、色気をおびた二枚目になる。

タイトルも素敵だ。

正直、当時の私はタイトルに惹かれて

即購入してしまった。

まだ読んでいないものがたくさんあるので、

また読んでみたいと思っている。


ところで、「27」には他にこうも書かれてあった。


「本書は、原田の血と汗と涙が少量ながら含まれておりますので

一読後に火中へ投じたり、燃えるゴミとして道端に放り出したり

(中略)しないで下さい。呪われる場合があります。」


信じたわけではないが、半分嘘でもない気がして

部屋の隅に置いてあるダンボールの箱をみてしまう。

・・・んもう、本当にやんなっちゃうのである。


















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by kuroshiro_neko | 2015-06-23 22:19 | エッセイ

シロクロの絵とエッセイなど書いています。ブログ内で「アカリノムコウへ展」不定期開催中です。いつかギャラリーでも個展を開いてみたいてすね。
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