かならず人を待つとならねど

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春は夜でも花の香がする

こんな春の季節は

胸がくるしい

締めつけられるような

いたみに似てる


まるで秋の日のような


なつかしさ


はじめはそんな

期待はしてなかったと思う

けれどいつの間にか

待っている自分に気がつく

やっぱり

気のせいだったのかと


あ、わかった

きっとこのいたみに似た、

なつかしさは

寂しさなのだと

いま、気づいた



* * * *

最近知った歌。


”桐の葉も ふみ分けがたくなりにけり 必ず人を待つとならねど”


新古今和歌集にある、式子内親王の歌です。


なぜか自然に涙があふれそうになった。

秋の歌で、いまは春なれど

いにしえを歌っているのになぜか新しくかんじた。

むかしの人も、きっといまと変わらないのだと。

やはり寂しさとは美しさなのだと思った。









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by kuroshiro_neko | 2017-04-18 00:37 | ギャラリーと詩集

シロクロの絵とエッセイなど書いています。ブログ内で「アカリノムコウへ展」不定期開催中です。いつかギャラリーでも個展を開いてみたいてすね。
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